2013年3月24日日曜日

リンクではなく引用をする必然性

リンク・転載・引用について-めいどいんぢゃぱん
上記のサイトに、
インターネット内での画像、文章等の引用はリンクで済むと思いますので、一切禁止とします。
と書かれている。

また引用を禁止しているサイトかと思ったのだが、インタネット内では引用をしなくてもリンクですむ、という意見には一理あると感じた。

つまり、インターネット上での引用には必然性がない、と主張しているのだろう。


私は引用の方がリンクよりもコンテンツをより良くすることが出来ると考えている。

例えば、
・リンク先が移動、消滅する心配が無い。
・自分のサイトの読者がリンク先の指定された場所をわざわざ探す必要が無い。
等だ。

しかし果たしてこれらが引用の必然性となりうるのだろうか。


そこで引用とはどのような時に認められるのかについて考えてみる。

1.引用は出来る限りするべきではないもので、引用がなければ自分のコンテンツが成り立たないような時のみ最低限引用することができる。

この立場に立つと、引用しないことによって読者が不便を強いられるが、コンテンツが成り立たないわけではない。
またリンク先が消滅しない限り、引用するとはできないと考える。


2.自分のコンテンツをより優れたものにするために引用をしてもいい。

この立場に立つと、上で書いた2点により確実に利便性を高めコンテンツが優れたものになるだろう。
ただ、利便性がよくなることは、自分の論が強固になることとは関係ないのでこれが必然性になりえるだろうかとも思う。
しかし、例えば広く行われている書籍間での引用についても、引用をしなくても引用したい本のタイトルとページ数、行を指定すれば済む話だとかんがえられるが、これは著しく利便性が損なわれるので引用が認められていると考えられる。


程度の差はあれどウェブサイト間でもリンクをするだけよりも引用することによって利便性が高まる、というのは必然性が有ると認められるのではないかと言うのが私の意見だ。


上記のサイトに関しては、1の立場を取ればサイトの管理人が禁止するまでもなく法律によって必然性が無いとされてインターネット上の引用はできないことになるだろう。
2の立場をとるならば、守られることのない不当な引用の禁止をしているということになるだろう。

引用の法律が作られた経緯などを勉強すればこの問題の答えはわかるのかもしれない。

ウェブサイト間の引用の必然性についてなにか意見等があればぜひ教えていただきたい。